宮崎ブーゲンビリア空港では、定時になると、誰もが足を止め、上を見上げてしまいます。
からくり時計 夢かぐら
『からくり時計』は、「神話の里・高千穂の夜神楽」をモデルにして作られており、朝7時から夜9時まで1時間毎に1日5回、2分10秒の夜神楽のしらべとともに「時」を刻みます。
⬆︎実際のからくり時計の動画はこちら (チャンネル登録してね)
岩戸神楽 (イワトカグラ』にまつわる神話
昔、太陽の神 天照大御神【アマテラスオオミカミ】は、女性神として神々の国高天ヶ原を治めていました。
ある時、暴れん坊の弟 須佐之男命 【スサノオノミコト】にいやがらせを受けた天照大御神【アマテラスオルミカミ】 は、怒って天の岩戸【アマノイワト】に隠れてしまい、世の中は闇に閉ざされてしまいました。
困った神々らは、相談の後、芸達者である雨宇受売命【アメノウズメノミコト】(写真左)と手力男命 【テジカラノミコト】(写真右)に踊りを踊らせ、その周りで宴会を始めました。
(からくり時計はその時の踊りをモチーフにしています)
すると、その騒がしさに天照大御神(アマテラスオオミカミ】が何事かと顔をのぞかせたところを、力持ちの手力男命【テジカラノミコト】が引き出して、世の中は光を取り戻すことができました。この神話をもとに岩戸神楽はつくられました。
出典:宮崎ブーゲンビリア空港
からくり時計の後ろには、有名な藤城清治先生の原画を基にしたすばらしいステンドグラスもあります。こちらも是非観ていってください。
藤城清治先生ステンドグラス
まとめ
遠方から宮崎に帰ってきたとき
このからくり時計を観ると ああ!宮崎に帰ってきた〜!と思います。
里帰りから宮崎を旅立つとき
ああ、もう行かなくてはならない。。。淋しいな〜と思いながらからくり時計の踊りも音色も複雑な思いで感じます。
宮崎に帰って来た家族を見送りに空港に行ったとき
ああ!もう帰ってしまうのか〜!という寂しさと、またがんばって!と言う思いを抱きながらからくり時計を観ます。
宮崎空港と、からくり時計の踊りや音色(ねいろ)にはここに来た様々な人の感じ方があります。
宮崎ブーゲンビリア空港に行く方。少しだけ余裕を持って このからくり時計を観て帰ってください。
きっと、心に残ると思いますよ。