現在宮崎県は 宮崎県総合計画未来みやざき創造プラン において農業のスマート化を推進しています。
技術などの発展により、農業のスマート化が注目されています。
この度、日本農業新聞に掲載されました
県産品の積極利用、 スマート農業推進 、その他に農業給付金制度の導入などにより新規就農者が増加傾向にある。
宮崎大学は農学部と工学部が同じキャンパス内にあり大学内で、 スマート農業 の活性化を目指しています。
新規就農者が一番注目を当てている県産品がマンゴー
しかし、マンゴーは害虫や病気に非常に弱く、多量の農薬散布によってそれら病原菌や害虫を駆除する必要があり、農薬の散布は葉の裏までしっかりと散布しなければならないうえ重労働である。
散布の労力やコスト、過度の土壌への残留など別の問題が発生する。
そこで!
宮崎大学の学生が工学部で学んだ知識を活かし、農家のニーズに沿った農薬散布ロボットの開発を行いました。
農薬散布ロボットMister King【ミスターキング】の開発
~マンゴーを護れ!!害虫殲滅作戦~
活動内容
農家のニーズに沿った農薬散布ロボットの開発
- 「完全散布」
- 「コストパフォーマンス」
- 「作物を傷つけない背の低いロボット」
農薬散布ロボットMister King【ミスターキング】
⬆︎農薬散布ロボットMister King【ミスターキング】
実際のマンゴー農家での効果の検証
⬆︎緒方果樹園様での検証の様子
1.潜り込み機能
通常の散布だけでなく、リニアアクチュエータでノズルを伸ばし、木の下から潜り込むように農薬を散布することで、木の奥側の葉に直接農薬を送り込むことができる。
2.送風機能
散布した農薬を効果的に付着させるためにブロワーで送風を行う。ブロワーの送風口にホースを接続して延長し、先端をモーターで上下運動させることで葉を揺らしたり浮かしたりすることで満遍なく農薬を塗布することができる。
3.遠隔操作機能
ロボットにBluetooth用レシーバーを装備させ、スマートフォンアプリ“Arduino bluetooth controller”を通して操作ができる。
活動の成果
研究では主に三つの成果が得られました。
1. 作成したロボットそのものと、それによって実現することが出来た効率的な散布手法である。
2. リニアアクチュエーターを用いた挿入機構により、樹の内側に農薬を散布することが出来た。
3. 送風機構は上手く動かなかったが改善方法の目途が付いた。これによって奥まった葉、葉の裏側、枝の隙間、重なり合った葉にも散布可能であると示すことが出来た。
代表者
工学部 環境ロボティクス学科 4年 魚住龍太郎
構成員
工学部 環境ロボティクス学科 4年 平江海人
橋本泰知 農学部 植物生産環境科学科 2年 橋本泰知
高園沙雪 地域資源創成学部 地域創成学科 2年 高園沙雪
清水優成 地域資源創成学部 地域創成学科 4年 清水優成
マンゴー栽培や地域の活性化,宮崎県および宮崎大学のさらなる発展を期待しております
そして、このプロジェクトがこれらの貢献につながることを望みます。
このプロジェクトは「とっても元気!宮崎大学チャレンジプログラム」の支援によって、活動しております。
出典:宮崎大学工学部 環境ロボティクス学科 4年 魚住龍太郎さん
まとめ
宮崎大学 魚住龍太郎さん達の取り組み。
今後は、他作物にも適応可能なロボットを開発する予定です。
現在、共同研究してくださる企業様を募集していると言うことです。 詳しくは宮崎大学までお問い合わせください
⬇︎⬇︎⬇︎
この度、日本農業新聞に掲載されました