第12回全国和牛能力共進会にて最高賞・内閣 総理大臣賞※を受賞した宮崎牛の PR動画「世界遺産 by 宮崎牛」を公開しました。
「世界遺産 by 宮崎牛」
世界を 目指す想いとともに 4つ世界遺産再現に挑みました。
世界遺産のピラミッド、エアーズロック、グ ランドキャニオン、富士山をフードアート作品として再現。
肉は全て宮崎牛で、トータル 110.7kg、総額約150万円(テスト検証含む)を使用して完成しました。
歴史的価値の高い世界遺産にふさわしい見え方になるよう、テスト段階から様々な肉の部位や配置を検証。
質感や肉の表情まで考慮するため、肉の特性や背景との相性も踏まえ、焼き加減、調理方法、ライ ティングなどの試行錯誤を繰り返し、細心の注意と工夫によって仕上げています。
頂上と裾野で表情に差が出るよう、脂身のバランスを上手く探りながら、配置しました。
部位:赤身ロース肉、霜降りロース肉
調理方法:しゃぶしゃぶを想定
・富士山の頂上は脂身を使い、裾野は赤みが強いものを選んでいます。
・脂身の筋がバランス良く入っている上等な肉を使ったため、赤身がある肉を選別するのに苦労しました。
・遠景の雲は綿(わた)で表現しています。
部位や焼き色を様々組み合わせ、特徴的な崖の切れ目や風景を表現しました。
メーキング
部位:もも肉ブロック、肩ロース(ブロックとスライス)、バラ肉スライス、挽肉調理方法:ローストビーフを中心に、焼いた肉を装飾使用
・肉だけでグランドキャニオンの風景をどう作るか、悩みました。ローストビーフを立てて崖を作り、肉量を調整するため発泡スチロールに肉を巻いて崖を表現し、抜けを表現しました。
・川の周りにある石などは、肉をそぼろにして表現しています。
・川は寒天にするかゼリーにするか、様々テストしました。
・ローストビーフの焼き色と、肉の中のほんのり赤みを帯びた色を配置し、崖の切れ目を表現しました。
エアーズロックに相応しい部位を、肉のオーディションを行い決定しました。
メーキング
部位:トップサーロイン
調理方法:ブロックステーキ調理
・部位をもも肉にするかサーロインにするか、撮影日に肉のオーディションして決定しました。
・エアーズロックの周りにある緑はパセリで表現しています。遠近感を出すため、手前は生のパセリをカットして置き、奥はドライパセリにすることでサイズに違いを出し、遠近感を作りました。
・地面に使ったのはコーヒーで、細かくするためミルを使用しています。
・エアーズロックを大きく見せるため、地面ステージを湾曲させてあります。
ピラミッド
最終的にブロック一つ一つがきれいに揃うよう、逆算して、肉をカットしました。
メーキング
部位:もも肉
調理方法:サイコロステーキ
・冒頭の太陽は、ライトを人力で動かしています。
・いちブロックのサイズは実寸から縮尺しながら作りながら、カメラレンズを通して見た目がピラミッドに近くなるよう調整しています。具体的には高さを2.5cmに決定したのですが、肉を切ってから焼く際、肉の場所によって筋や脂身があることで、焼いた時に一つ一つ微妙に変化が生じるため微調整が必要になります。
フードコーディネーターが肉の特性を経験しながら学び、逆算して、切るタイミングで大きさを調整し、最終的にきれいに揃うよう完成させていきました。
・ピラミッドの砂は、きな粉とコーヒーの粉を混ぜて色を調整しています。
・ピラミッドの地面の遠近感を出すため、手前と奥で、粉の荒さを変えています。手前に一度撒いた後、ふるいにかけながら2度粉を撒き、砂粒の影が出るようにしたり、奥に向かって砂の粒を手で押し潰し平らな状態にして、奥行きが出るようにしています。
※撮影で使われた宮崎牛は、スタッフみんなで美味しくいただきました。
まとめ
宮崎牛は、世界を舞台に闘うアスリートや、アカデミー賞授賞式公式パーティーに選ばれるなど、世界的に もその評価を高めつつあります。
今回の受賞と本 PR動画により、更に知名度を上げ、世界中の皆さまに最高峰の和牛を体験いただきたいと考えています。
・YouTube URL:https://youtu.be/4le6vF63D
・特設サイトURL:https://wagyu.miyaza
・メイキング動画 URL:https://youtu.be/4uf-NrFBA